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【テニス動画】ニック・キリオス フォアハンド

ニック・キリオス 男子プロ この記事は約 6 分で読めます。 16,695 Views

こんなフォアハンドのお悩みありませんか?

・もっと威力や回転のあるボールを打ちたい
・でもフォアハンドにもっと安定感が欲しい

本記事では、ニック・キリオス選手のフォアハンドの特徴がわかりやすい練習動画(試合の動画だと打たされるボールも多くあるため)をピックアップし、どうしたらキリオス選手のようなフォアハンドが打てるのかを研究してみました。

▼キリオス選手

1.キリオス選手について

ニック・キリオス(Nick Kyrgios, 1995年4月27日-)は、オーストラリア・キャンベラ出身の男子プロテニス選手。2014年ウィンブルドン選手権でラファエル・ナダルを破りベスト8に進出した。これまでにATPツアーでシングルス3勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。自己最高ランキングはシングルス13位。「キルギオス」の表記揺れも多いが、本人は「キリオス」と発音している。ホップマンカップ2016優勝。 (Wikipediaより引用)

キリオス選手は、オーストラリア出身の現在21歳の選手です。錦織選手よりも若い世代の選手です(錦織選手は26歳)。若くして才能豊かで将来が渇望されている選手の一人です。

ただ、問題も多く、この前はワウリンカ選手に暴言を放ったことも報道されました。試合マナーが悪いため、たびたび問題視される場面が多く、「悪童」の異名を持ちます。

ただこれだけ注目を浴びるのは彼の才能が豊かであることの裏返しかもしれませんね。

キリオス選手はどういったプレーヤーなのかというと強烈なサーブで押してネットに出てきてボレーで決めるプレーが多いです。ただ、私個人としてはキリオス選手のスタイルはオールラウンダーに近いのではないかなとさえ思うくらいです。

キリオス選手は193cmの長身で角度のついた威力抜群のサーブのイメージがありますが、フォアハンド、バックハンド、ボレーも相当に器用な印象があります。攻撃的なイメージがありますが、実は守備も上手です!長い手足に高い運動能力でいろんなボールに追いつくことができます。とても万能で適応力の高い選手なんですね!

普段はサーブに目が行きがちですが、この記事では、キリオス選手のフォアハンドに焦点を当てたいと思います!

2.キリオス選手のフォアハンド

キリオス選手のフォアハンドについてみていきたいと思います。
こちらの動画をご覧ください!

キリオス選手のラリー練習の動画となります。白いウエアを着ているのがキリオス選手です。キリオス選手のフォアハンドは現代風テニスの基本が詰まったショットとなっています。

スローモーションの部分でよく特徴が表れているのですが、キリオス選手は腰の回転でボールを打っています。体幹の大きな筋肉を使って体全体でボールを打っているためにとてもスイングスピードが速いです。

またスイングの軌道もワイパースイングで、ボールの下からラケットが入り、体の回転でボールをこすりあげて、強烈な回転をかけます。また打ち終わりもバランスが崩れていないことが分かります。

少し打ち終わってから背中がそるような形になるのはトップスピンを上に向かってかけているためです。こうすることでボールがネットを余裕をもって超えるためミスが減ります。キリオス選手はここまで強烈にトップスピンがかけられるために、ボールが落ち、コート内に入るのです!

3.参考にするポイント

キリオス選手のフォアハンドのスローモーションが入っている動画です!

参考にするポイントは

①素早い右足(軸足)の決め
②回転軸を意識した打点のタイミング
③フォロースルー

の3点となります。

①素早い右足(軸足)の決め


キリオス選手はフットワークがとてもいいため、かなり右足の位置を決めるのが正確です。きちっとボールが打ちやすいところに足を決めて素早く準備します。フォアハンドだけでなくバックハンドにしてもフットワークをよくして、しっかり打点に入れるように足を動かすことがいいショットを打つことにつながります。

フットワークをさぼっていてはいいボールが打てなくなりますので、まずはしっかり打点に入れるように軸足を素早く正確に決められるようにしましょう。

②回転軸を意識した打点のタイミング


キリオス選手は腰の回転でボールを打っていますが、腰の回転が効くような打点でうたなければなりません。よくあるのがボールを待ちきれずに前のめりになって打つ人が多いですが、それでは軸が崩れてしまい、手打ちになってしまいます。

キリオス選手はかなりきれいな姿勢を保ってボールを打っていますが、これは回転軸が保たれている証拠です。もちろん状況によっては手打ちになる場合もありますが、構えて打つ場合は回転軸を意識しましょう!

③フォロースルー


キリオス選手の打ち終わりの形としてはラケットが左肩よりも下にある、場合によっては左腰にあるときすらあります。これは錦織選手にもみられる光景ですが、肘をたたんで打つ時に前腕をひねりながら打つことでワイパーのようにラケットが動きます。

このようにラケットが動くために打ち終わりにラケットが下がってくるのですが、このように動かすことで回転がかかります。またラケットが体に巻きつくくらいに振りぬいていますが、これは脱力していなければできません。インパクトの瞬間だけ力を入れて、あとは脱力することでラケットがしなり、スイングが速くなるのです。

みなさんも打つ時はがちがちに力を入れるのではなくリラックスして構え、インパクトの瞬間だけ力を入れるフォアハンドを打つようにしましょう。そうすることで威力のあるボールが打てるようになります!

4.その他の参考動画

■ ニック・キリオス フォアハンド練習 2015

キリオスがレイトン・ヒューイットに見てもらって練習している3分程度の動画です。横からのアングルでフォアハンドだけでなく、バックハンドも見られます。さらにスローモーションもあり。

■ ニック・キリオス フォアハンド練習 スローモーション

2016年のオーストラリアンオープンのときの練習動画。ちょっと短いですが、画質がいいのでわかりやすいです。一度はチェックしてみて下さい。

■ キリオスのベストフォアハンド集

キリオスのパワフルなフォアハンド集ベスト10です。気持ちの良いショットが次々とでてきます。

■ ジャンピングフォアハンド

少し強引ともいえるジャンピングフォアハンド。この豪快さが彼のパーソナリティーを表していますね。調子に乗らせると、誰も手につけられないような爆発力をもっています。

5. まとめ

いかがでしたか?キリオス選手のフォアハンドの特徴について述べさせていただきました。
今年は楽天オープンで優勝しました。これから大きな大会でもタイトルを獲得できる選手の一人であることは間違いありません!
今はまだ若いため、試合の経験が少ないため戦術的にも、またメンタル的にも安定しない部分がありますが、今後が楽しみな選手です!

ここまでお読みいただきましてありがとうございます!

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