オデスニックが2度目の薬物違反で15年の出場停止処分

【THE TENNIS DAILY テニスデイリー】ウェイン・オデスニック(アメリカ)が、水曜日に2度目の薬物違反で15年の出場停止処分をITF(国際テニス連盟)から受けた。事実上、彼のキャリアが終わったことになり、トップ選手たちからは広い意味での歓迎の声もある。
ITFは29歳のオデスニックから数種類の禁止薬物の反応が出たとしていて、ステロイド剤が昨年12月と1月のテストで検出されたという。処分は1月30日の時点に遡って適用され、処分が明けるのは2030年1月29日ということになる。
「選手やアスリートは自分が違反をすれば、その報いを受けると知るべきだ」と世界2位のロジャー・フェデラー(スイス)はコメント。「僕はスポーツ界がクリーンであることに大いに賛同する。そういう選手を捕らえることは、それをしていないすべての選手たちにとっての助けになるとも思っている」。
オデスニックは2010年にも成長ホルモンを<続きを読む…>
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■管理人のコメント
厳しい判断な気もしますが、今回が2回目というのもあり、他の選手からはこの判断は評価されているようです。15年の出場停止処分は受けた本人は相当つらいと思いますが、今後もテニスへの情熱は持ち続けて欲しいです。
■オデスニックって誰?
ウェイン・オデスニク(Wayne Odesnik, 1985年11月21日 – )はアメリカ合衆国の男子プロテニス選手である。現時点では、ATPツアーでまだシングルス・ダブルスとも優勝はない。自己最高ランキングはシングルス77位。左利き。バックハンド・ストロークは両手打ち。
3歳のときに家族とともに南アフリカ共和国からアメリカに移民として渡米、7歳でテニスをスタート。
2001年にプロとなり、2003年にジャマイカで開かれた大会で優勝した。2004年にはワイルドカードエントリーから全米オープンに出場を果たした。
2005年にはハワイで行われた大会で2週連続優勝。
2007年には当時ATPランク11位のイワン・リュビチッチ、2009年には同36位のイーゴリ・クニツィンを破る。
2009年にヒューストンで行われた全米男子クレーコート選手権で準優勝。決勝でレイトン・ヒューイットに敗れる。
2010年の全豪オープンでヒト成長ホルモンの所持により当初2年間の出場停止処分を受けたが、その後出場停止期間は短縮され、2011年1月ATPツアーに復帰。(WIKIPEDIA)
昨年の全米オープンではワイルドカードを受けて本戦に出場していましたが、1回戦で錦織圭(日清食品)に敗れました。
Nicolas Jarry vs Wayne Odesnik – 1st – Challenger de Medellin 2014
■アンディー・マレーのコメント
マレーは「前のこともあるし、何を言われてもまったく信じられないね」と話し、「テニス界にとっては、彼をツアーから取り除くことはいいことだと思うよ。僕たちはああいう人物にツアーの一員…<続きを読む…>
※写真は2013年のウィンブルドンにて。