情熱大陸の錦織圭特集レビュー
日本のテニス界を変える男!プロテニスプレーヤー錦織圭
というタイトルで、テレビの特集が組まれていました。
錦織選手のファンの人はもうご存知だと思いますが、
2012年10月の楽天ジャパンオープンで優勝しました。
なぜ、彼がここまで強くなったか?
その強さの秘密は、錦織選手が言うには【気持ち】だそうです。
その気持ちの強さの秘密に石橋貴明が迫りました。
錦織選手の2012年の
それまでの成績を振り返りながら見てみます。
●1月の全豪 世界ランク26位⇛20位
得意のエアーKを使い、4回戦でツォンガ(ATP6位)を倒し、
日本人として80年ぶりの快挙のベスト8に輝く。
その後も、順位は順調に上がっていきました。
しかし・・・
バロセロナオープンで、脇腹の痛みを覚え棄権。
そして緊急帰国。2大会をキャンセル。くしゃみも痛いほど。
身長178センチ。世界の標準より小さな体で、
世界の大きな選手とやりあうためには負担が掛かるのは
否めないようです。
全仏2週間前に治療のためにシカゴに渡る。
そこにはハンマー投げの室伏選手もお世話になっているPTがいます。
フィジカルセラピストの名前は、ロビー・オオハシ。
左の脇腹、体幹を支える筋肉を痛めていたようです。
ロビーさんはこう指摘します。
Thinking about hitting hard
Thinking about good shot.
Not thinking about..
am i gonna hurt myself
Thats my goal.
私の仕事は、
彼が打つときに、良いショットを打つことに集中できること。
彼が怪我をするのでなないかという不安をなくしてあげること。
つまり、彼の体がうまく動いてパワーを引き出すこと、
そして体のバランスをコントロールするためには、
メンタルの強さがテニスにおいてとても重要です。
とロビーさんは言っています。
同じスポーツを続けているアスリートの筋肉はかたよりがでてしまう。
という問題がでるようです。
しかしランキングをキープするには、
グランドスラムに出場する必要があります。
焦る気持ちを抑えながら、トレーニングを続けて
矯正していく必要がありました。
■フロリダIMGアカデミーへ戻る
彼の拠点フロリダに一旦戻ります。
このアカデミーには錦織は13歳の頃に、
奨学金を受けてやって来て以来ここを拠点にしています。
13歳からアメリカの弱肉強食の世界でずっとやり続けて来て、
孤独との戦いを乗り越えてきたと話しています。
専属コーチのダンテさんとの3週間ぶりの練習でしたが、
サーブをできるまでは練習できませんでした。全仏に出場するには、
サーブができるかどうかがポイントとのこと。
次の試合も考えると、棄権を考えることもひとつの選択。
結局は全仏を棄権することを決定したようです。
しかし、ここで無理をしなかったのが功を奏したか、
その次のウィンブルドンには、間に合い3回戦まで進みます。
さらに、オリンピックも出場。ベスト8で88年ぶりの快挙。
日本のテニス界を変えていくような活躍をしていきます。
そして、楽天オープンをむかえます。
相手は、ラオニッチ(ATP15位)。軽く200キロを超える相手です。
そんな相手のサーブを制して見事優勝です。
次の目標は、やはり
マスターズやグランドスラムでの優勝です。
最後に、錦織圭の強さの秘密は「メンタル」だそうです。
怪我を乗り越えることで、どんどん彼のメンタルは強くなります。
BNPパリパ・マスターズでの怪我も
2013年の彼のプレーを良くするだろうと、
この特集は終わっていました。
※編集者のつぶやき
錦織選手の飛び抜けたテニスの才能+世界最高レベルのトレーニングの環境
そして半端ない努力が組み合わさり、彼のプレーがあるのだと思います。
日本人として世界で活躍する錦織選手を誇りに思います。
今後の活躍にも期待したいですね。