パトリック・ラフターのサーブレッスン1
ラフターのファーストサーブとセカンドサーブ スロー動画
パトリック・ラフター選手のサーブレッスンです。
パトリック・ラフター選手についてwikipediaで調べる
そうです。あのパトリック・ラフター選手です。おそらく12年ぐらい前にテニスにハマっていた人はご存知だと思います。オーストラリアで一番人気のテニスプレーヤーでした。サーブアンドボレーを武器に、全米オープンを2度制した選手です。プリンスの白ラケットを使う人が、一気に増えたのが記憶にあたらしいです。
ラフター氏がサーブについて教えてくれる動画。
▼速いサーブ=良いサーブは間違い?
サーブを打つときに、どの位の速さで打つか、どんな回転をかけるか、どこに打つかなど色んなパターンが考えられますよね。多くの一般プレーヤーは、サーブは速いボールを打たないといけないと思い込みがちですが、ここでは速く打たなくても、確実に安定したやり方でポイントを取る方法を教えています。
プロの試合では、60~70%がサーブで決まります。彼はスピードよりも、トスやボールの回転をうまく使い分けて、試合をコントロールする秘訣だと話しています。そして、特に心がけたいのが大切なのは相手に、ラケットのど真ん中でリターンさせないこと。
基本的に、ラフターはキックサーブを、ファーストサーブとセカンドサーブの両方使うことが多いです。
(115マイルのサーブをファーストサーブで使い、セカンドサーブは90~95マイルぐらいで打ちます。)
ファーストサービスはスピンを減らしてスピードを上げて、セカンドサーブは回転数を増やして高くバウンドさせます。
繰り返しますが大事なのは、サーブのスピードではなくプレイスメント=ボールのコントロールです。
▼サーブは、プレースメントとバリエーションがカギ
彼は同じトスで、スライス、スピン、フラットの3種類を打ち分けます。これが上手に打ち分けられると、スピンを打つと見せかけて、実はスライスだったなど相手に常に考えさせることができます。さらに、打つ方向をセンター、ワイドサーブ、ボディーサーブと打ち分けれるとさらに効果的になります。
▼ボールのどこを打つのか?
ボールを打つときにボールのどのあたりを打つかを説明します。
(ボールを時計に例えて話しています)
★ファーストサーブ
思いボールを打つときには、11時半の位置から4時か5時あたりに向かって打ちます。
11時半から12時の位置から少しラケットに当てながら、
4時から5時の位置にラケットを抜いていき、最後は少しラケットを内側にカーブさせます。
★セカンドサーブ
今度は10時あたりから2時の位置にラケットを抜いていきます。
ファーストサーブよりも内側にラケットをカーブさせます。
★一般プレーヤーの方でキックサーブが打ちたい人
8時の位置から1時か2時に向かって打って、少し高めに打つことを意識すると
うまく打てます。
頭で分かっていても分からない人は、目をつぶってスイングをイメージしましょう。
一番のサーブ上達方法は、キックサーブを打ったときの感触をまずつかむことが大事です。
上記のことをイメージして、キックサーブのフィーリングを
掴みながらサーブを徐々に上達させていきましょう。
▼まとめ
上記でもお伝えしましたが、このレッスンで大事なのは、
エースを打つことではなく、相手にラケットの端でボールを打たせることです。
次のボールを打って決めれば良いという考え方ですね。
(動画の中で、サーブアンドボレーをしないとダメなわけではないと言っています。)
そして相手に常にどこにどんなボールが来るのかを考えさせること。
つまり、大事なのは相手に簡単にリターンをさせないことですね。
次のレッスンでは、安定したトスの上げ方について学びます。