ATPツアーファイナル2016 錦織選手の活躍
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ATPツアーファイナルとは?
ATPツアーファイナルとは年間最終戦とも称される、そのシーズンの優秀な成績を修めた上位8名で争われる大会で、毎年ロンドンで開かれます。上位8名のトップランクの選手しか出場できないため、全試合がとてもレベルの高い試合になるんですね!そのトップ選手しか出場しないということもあり、待遇もとても良く、賞金も莫大な金額であるのも特徴の一つです。出場するだけで2000万円、1つ勝つごとにまた賞金が入ってくるという、うらやましい限りですね!
大会のベストショット動画
大会の流れとしては、まず8名を各4名の2グループに分け、そのグループ同士で総当たり戦(ラウンドロビン)を行います。その後、そのグループ上位2名ずつでトーナメントを行い、優勝者を決める流れになります。
2016年度の出場選手
今年の出場選手は世界ランク上位順にマレー、ジョコビッチ、ワウリンカ、ラオニッチ、錦織、モンフィス(怪我の影響でゴフィンが一部代役)、チリッチ、ティエムとなりました。こうして並べてみると豪華な顔ぶれですね。
わが日本の錦織選手も2014年に初出場を果たして以来、今年で3年連続の出場となりました!同じ日本人としてうれしい限りです!
マネキンチャレンジに挑戦するなど、結構試合前はリラックスした様子も見られます。
試合は真剣そのものですけどね!
グループは
ジョン・マッケンロー組 マレー、ワウリンカ、錦織、チリッチ
イヴァン・レンドル組 ジョコビッチ、ラオニッチ、モンフィス、ティエム
(グループ名は往年の名選手の名前がつけられています。)
ジョン・マッケンロー組は調子のいい選手ばかりが集められ、イヴァン・レンドル組は怪我や不調に悩まされる選手が固まったかなという印象です。
錦織選手の練習動画 (途中から)
試合結果① リーグ戦
錦織選手の試合を中心に見ていきましょう!
【リーグ戦初戦】 錦織 VS ワウリンカ戦
見事に6-3、6-2で勝利!錦織選手が試合を終始支配した試合でした!
今年の全米オープンの準決勝でワウリンカ選手に敗退していましたので、見事なリベンジを果たしたと思います!
錦織選手 ノールックバックハンドスマッシュ
正直に言うと、もっと見ごたえのあってもいいかなと思った試合でした・・
ワウリンカ選手はかなり波が大きい選手ですが、この試合はあんまりよくないワウリンカ選手でしたね。
もちろん錦織選手が素晴らしかったこともありますが!
【リーグ戦2戦目】 錦織 VS マレー戦
この試合は激戦ともいっていいのではないでしょうか。錦織選手は今年の全米オープンでマレー選手をフルセットで破っていて、そのときも激戦でしたがこの試合もものすごく白熱していましたね!
試合時間はなんと3時間20分!ツアーファイナルズの試合最長時間記録を更新する長丁場となりました。
両者スーパープレイの応酬でしたが、最後は僅差(6-7(9-11),6-4,6-4)でマレー選手がものにしました。世界ランク1位の底力を見せつけられた試合になったのではないでしょうか。
マレー選手はサーブが強烈なため、大事なところでサーブポイントを取っていったところに差が生まれたのかなとは思っています。次は勝利してほしいですね!
【リーグ戦3戦目】 錦織 VS チリッチ戦
錦織選手はチリッチ戦の前からリーグ突破を決めていました。また、前の試合でのマレー戦での疲労もあり、6-3,2-6,3-6で敗れてしまいました。
リーグ戦の成績は、
マッケンロー組はマレー選手が1位通過、錦織選手が2位通過を果たしました。
レンドル組はジョコビッチ選手が1位通過、ラオニッチ選手が2位通過を果たしました。
トーナメント戦は
マレーvsラオニッチ戦、ジョコビッチvs錦織戦の対戦になりました!
試合結果② 決勝トーナメント戦
マレーvsラオニッチ戦
マレー選手は錦織戦に続き、またタフな試合になりました。錦織戦で最長記録を出したマレー選手ですが、このラオニッチ戦で自身の記録をまた塗り替えました。時間は3時間38分!
長すぎですね・・
第1セットを5-7で落としたマレーですが、続く第2、第3セットを7-6(5) 7-6(9)で取り逆転。
タイブレークを二度制するのはさすがの一言でした!
正直、1セット目を落としたときはマレーは負けるかなとさえ思いましたが、底力ですね!
最後は世界№1の実力でラオニッチ選手を下しました。
ジョコビッチvs錦織戦
この試合、錦織選手はジョコビッチに完敗しました。あまりいいところがなかったですね。マレー戦の疲労もあったのか足もあまり動いていませんでした。今年はジョコビッチ選手に一度も勝てませんでしたが、来年は是非勝利してほしいと思います。
決勝!マレーvsジョコビッチ戦
マレーの勢いにジョコビッチが屈した試合の印象でした。二人ともミスが多く、ベストゲームとはいえなかったと思いますが、それでもこの二人の試合は見ていて楽しかったです!
連戦の疲れがあると思うのですが、この人に疲れとかあるのかと、むしろ心配になるくらいでした!
マレー選手はこの大会、初タイトル獲得となりました。マレー選手、おめでとうございます!
まとめ
今シーズンはマレーのシーズンといっても良かったかなと思います。
初の世界ランク1位になりましたが、その勢いそのままに最終戦も終えました。
錦織選手も来年、飛躍の年になってくれるとうれしいですね!